拝啓　時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
　さて、皆様のご支援のお陰を持ちまして日本HL7協会は順調に活動を続けております。平成20年度は日本HL7協会設立10年目となり国内ではHL7利用促進に重点をおいた活動を継続し、並行して日本の要求項目をHL7標準に反映させるべく国際活動にも活発に取り組みました。
　まず、国内活動ですが、HL7セミナーを会員/非会員向けに４回開催し,延べ353人の方々が出席されました。そのテーマはHL7入門、HL7最新動向、HL7標準V3、RIM、CDISC、EHR、CDAと幅広く取り上げました。また、技術委員が中心となり前年度翻訳したHL7　V3の主要部分をWebで会員に公開致しました。そして、CDA（Clinical Document Architecture）作業グループの作業範囲で規定されている対象診断情報について，前年度に引き続き標準制定活動を行いました。更に、HL7 Inc.で検討が進められているCCD(Continuity of Care Document)の解析も行いました。
　次に国際活動としては、4月のドイツ、ケルンで開催された春季ワーキンググループ（以下WG）、8月末にニュージーランドで開催された第８回HL7協会国際支部会議、そして、9月に米国アトランタで開催されたHL7年次総会、1月に米国サンアントニオで開催されたHL7冬季WGに代表者計11名派遣し次期標準の検討に参加致しました。
　また、モダンホスピタルショー、神戸で開催された医療情報学連合大会、HL7セミナーの機会にHL7の宣伝・広報活動を積極的に行いましたが、残念ながら平成19年度の新規入会は18会員（法人13、個人5）で脱会は33会員（法人12、個人21（資格喪失会員を含む））で、日本HL7協会の会員数は221会員(法人122、個人99)になりました。

　ここで新年度を迎えて皆様のご出席の下に、下記の通り平成21年度日本HL7協会総会を開催いたしますので、万障お繰り合わせの上、ご出席いただきたくお願い申しあげます。また、同日には、10周年記念HL7セミナーおよび懇親会（参加費無料）も予定しております。 お時間に余裕のある方は是非、セミナー/懇親会にもご参加下さい。

記

　　　　通常総会終了後、個人会員年会費の納入を同会場で受付ます。